築炉

今年の夏に施工しました静岡県の熱処理炉の様子です。

台車ごと炉内に格納するタイプの炉です。
炉内には金属部品がはいるようです。
比較的綺麗では有りますが、所々に耐火レンガと耐火断熱煉瓦の損傷が有りました。

今回の補修箇所は開口部の本体側の台車との接触部分です。

台車の出入りによって奥に押されることからきた損傷だと思われます。
下の写真が損傷箇所を取り省いたところです


今回は損傷箇所を取り除いたところに、ブランケットと呼ばれるロール状の耐火断熱製品を貼り重ねる施工にしました。

反対側も同じように貼りあわせて完了です

昨年に夏に某メーカーさんに納めさせて頂きました、耐火レンガのドーム型枠です。
出来上がった耐火レンガを施工現場に運びこむ前に、工場で一度仮組みをして寸法誤差のテェックをするそうです。

焼き上がった耐火レンガは一流メーカーといえど、微妙な寸法誤差が有りますので、仮組みして調整ために工場で研磨してから施工現場に搬入するそうです。
今回の木製の型枠は特急の納期でしたが、希望納期より早めに納まり大変喜ばれました。